株式益利回りを見て市場全体の傾向を判断する

株式益利回りは一株の利益÷株価で計算する投資における利子含めた収益の割合を表す数値で、株式投資に利回りの概念を取り入れたものです。この数値は、あるひとつの限定した銘柄がどうか、を見に行く為の数字というよりも、市場全体を判断するのにいいとされています。

なぜなら、株式益利回りと長期国債の金利と比較する事で、株式市場に投資するのが良いか、債券市場にお金を回す方が得策か分かるはずです。

比較の方法としては、長期国債の利回りから株式益利回りを指し引いたイールドスプレッドと呼んでいるものと、長期金利を益利回りで割ったイールドレシオなどで相場の割安感や割高感を判断するものがあります。イールドスプレッドが小さいと株価は割安となり、イールドレシオが低いとこれも株価は割安感が強くなるのです。

当然債券と株ではリスクが違う事は知られていることですが、利回りが同じならリスクのある株式に投資家は集まらないので、そこにリスクに対する保険と言われるリスクプレミアムの存在があります。イールドスプレッドを測り、リスクプレミアムをどのくらい設定しておくかの数値とする事にも判断されます。

多くの投資家は株式投資のリスクプレミアムについて3~4%と考えているという通説があります。こういった数値を参考に、どちらの市場へ投資するのか、またはタイミングや割合をバランス良く配分出来ると、マクロな観点での投資の方向性が決まるという事になるでしょう。

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カテゴリー:会計

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