株主資本に対して企業が利益配分をしている指標の株主資本配当率

株主資本配当率は、資本に対して企業がどの程度の利益配分行っているかを示す指標の事です。これは年間の配当総額を株主資産で除したもので算出されます。

この指標では、株主が直接払い込んだ資金と、本来株主に帰属して利益を再投資して得られる内部留保の合計となる資産に対して、企業が株主に年間でどれだけの配当金を還元したかを知ることができるのです。

一般的に還元の状況を示す指標としては、当期純利益に対する分配する額の大きさを示す配当性向を用いることが多いのです。ところが、当期純利益は年度間の変動が大きいことから、金額的にも安定した株主資産を基準とした資本の配当率を用いることで、投資家に長期的に安定した金額の水準を示すことができるのでしょう。

そして日本では昔から、業績の良し悪しに関わらず同じ額を渡す、安定配当をする政策が取られてきています。配当性向は支払率とも呼ばれていて、当期利益のうちの配当金として支払われる割合を示したものです。株主資本の配当率は、証券界ではDOE、dividend on equity、配当付きの資産とも呼ばれています。

企業の投資家への利益還元率を示す重要な物差しとして近年とくに注目されている指標となっているのです。

一般的には期初と期末に存在する資本の平均額を示したもので、配当金総額を除した百分率として算出することが多くなっています。これは投資家への分配率が大きいと、当然機関投資家からの評価も上がってさらに企業活動の元となる資金調達がしやすくなるメリットもあるのです。

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カテゴリー:会計

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