企業が作り出した経済価値を把握する指標の経済的付加価値

経済的付加価値はEVA(Economic Value Added)とも呼ばれています。企業が投資した資本に対して、一定の期間の間にどれくらいの収益を出したかということを示す指標です。一般的に、その企業が営業活動において作り出した経済価値を把握することができるとされています。

これは株主に対して、収益還元に重きを置いた、経営的指標であり、元はアメリカの大手銀行チェース・マンハッタン にいたG・ベネット・スチュアート3世が1980年代のはじめに考案した指標です。アメリカではその後企業への導入がはじまり、日本でも1990年代に一部の大手企業が導入したこと注目を集めました。

経済的付加価値は、企業の事業利益が資本のコストを上回ったときに考えられる効果のことで、この指標がプラスの場合は、株主の考える期待値以上の価値を創造したことを意味しています。また、マイナスになったときは期待値通りの利益が獲得されず、株主価値を大きく落としているということです。

また、本指標は支払利息控除前税引き後、利益から企業が資本を維持するために必要な資本コスト額を差し引いた絶対金額で表します。

経済的付加価値はキャッシュフローや資本コストといった金融の考え方に基づいているため、総資産利益率や株主資本利益率といった企業会計ベースの指標に比べて恣意性が入らず、客観的になりやすいと言えるでしょう。

金融の指標となる正味現在価値と比較すると、数字を単年度ベースで算出することができるため、事業活動の区立性に合わせやすく、毎期毎のオペレーション管理に向いているとされています。

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カテゴリー:会計

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