子会社の自己資本のうち親会社が所有していない少数株主持分

少数株主持分は親会社と子会社の関係の中で、親が所有していない子の自己資本のことをいいます。一般に親会社が子会社に対して100%の株式を出資している場合は、その子会社の資本の勘定はすべて親会社に帰属するものと見ることができます。

一方、親が子に対して100%ではなく、部分的にしか出資していない場合は、その子会社の資本の勘定は、親会社の資本に帰属する部分と親会社以外の株主である株主に帰属する部分に分かれることになりますので、少し複雑な決算方法となります。

つまり少数株主持分とは、企業の連結決算において、ある子会社の自己資本のうち、親会社に帰属しない資本ということになります。ここでいう連結決算とは、親会社のほか、子会社や関連会社を含む、その企業グループ全体の事業活動の状況を反映したもののことを言います。

これは、法的には独立した企業体であっても資本関係などでつながりがあり、複数の会社からなる企業グループを経済的な観点から単一の組織体と見なし、その企業グループ全体の経営状況を把握するための決算方法なのです。日本では連結決算よりも企業一つ一つによる単独決算が主流でしたが2000年3月期の決算より連結決算が主流となりました。

少数株主持分は企業の連結財務諸表において、親会社以外の株主が存在する子会社の企業会計上の財務諸表を連結する際に生じる固有の勘定科目であり、資本の部と負債の部の中間に独立して表示されることになっています。

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カテゴリー:会計

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