翌期に支払う賞与を当期に金額を見積もって計上する賞与引当金

賞与引当金は、企業会計上の引当金の一つで、企業が従業員に対して、来期に支払う賞与のうち、今期の労働の提供に対応する金額を見積もって計上する勘定科目をいいます。

本引当金の対象となる人は従業員及び従業員兼務役員、アルバイトまたはパートタイマーで、雇用関係期間が限定されず継続的に雇用されている人で、他の従業員等と同様に賞与の対象をされている人です。このことから、役員、日雇い者、臨時雇いで期間が定められている人は対象外となります。

賞与引当金は、負債性引当金で記載しなければならない項目である会計上の要請に基づいて計上されます。税務上においては、1998年の税制改正によって、損金として容認される本引当金繰入額が2003年4月以降より開始される事業年度により一切認められなくなりました。

そのため現在は、会計上のその金額はは税務上の損金とならないため、繰入額の金額を税務申告書上で加算する必要があります。
賞与引当金は、通常では貸借対象表上の流動負債の部に計上されますが、支払金額が決まっている場合は未払費用あるいは未払金として計上します。

また、実際の支払賞与額が本引当金額よりも少ない場合は、その差額を前期損益修正益として計上します。この前期損益修正益は、企業会計の特別利益の中の過年度の経理の誤りを修正することによって生じる利益を計上する勘定科目です。一般的に一度作成した決算書は過去に遡って修正できないため、この前期損益修正益で修正することになるのです。

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カテゴリー:会計

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