利益から特別損失を引いた金額がマイナスになった税引前損失

税引前損失は、正式な名前は税引前当期純損失と呼ばれています。企業会計上において経常損益あるいは経常損失に特別収益を加えそこから特別損失を差し引いたのちのお金がゼロ以下になることを指すのです。このときの金額がプラスになったときは税引前収益といいます。

その際の特別収益は、企業の営業活動とは直接関係のない、特別な理由で発生した臨時的あるいは偶発的な収益です。具体的には、投資有価証券売却益、固定資産売却益、関係会社株式売却益、子会社株式売却益などがあります。

また、このような特別利益に該当する項目であっても、金額のわずかなものや、毎期発生するものについては、経常損益計算に含めることができるとされているのです。
また、これが発生する要因となる特別損失ですが、これは会社の事業活動とは直接関わりのない、特別な要因で生じた臨時的あるいは偶発的な損害のことです。

具体的には社債償還損、不動産の売却による固定資産売却損、火災損失などの項目があります。対象範囲について、企業会計上は費用として認められていませんが、税法上の特典を受けるのに費用処理しなければならない費目についても計上することができます。

税引前損失は、会社の一事業年度の税引前の経営成績としての損害であり、一時事業年度に発生した全ての利益から全ての金額を差し引いた結果がマイナスになったことを指しています。

これは、営業損失や経常損益などの段階においてすでに損害だったのかあるいは経常損益は収益であったのに、今期に限り大きな損害が出て最終的にマイナスになったのかはその要因を詳細に調査することが必要です。

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カテゴリー:会計

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