株式会社が資本金を増加させることを示す増資

増資は、企業会計の中の資本増加の略で、企業が株式会社として資本金を増加させることです。これには金銭の支払等を伴う有償と金銭の支払を伴わない無償資があります。一般的には資金調達を目指す目的もあるので、金銭の支払を伴う有償を指すことが多いです。

資金調達のために新株を発行する有償増資には、特定の対象者に向けて割り当てる方式と、不特定多数の対象者に向けて割り当てる方式があり、前者については既存の株主に新株の割当てを受ける権利を付与する株主割当や、特定の株主以外の投資家に付与する第三者割当てがあります。

不特定多数の一般の投資家に対しては、引き受けの勧誘を行う公募があるでしょう。2001年の商法改正後において、額面制度がなくなり、全て無額面株式となったため現在では、額面発行、時価発行あるいは中間発行といった分類はなくなっています。

無額面株式というのは金額表示のないものを指し、この無額面株式の発行価額は5万円を下ってはいけないと商法で定められているのです。

一般的に増資は借り入れと並ぶ、資金調達の常套的な手段とされていますが、借り入れとは異なり、長期的に安定した返済義務のない資金を一度に調達することができ、また株主資本が増加することによって、財務の健全性を示す指標を改善できるといった長所があります。

その反面株式による調達は、資本コストが高く、又手続きやIRに手間と費用をかけてしまうなどの短所もあるのです。さらに株主構成や議決権などにも影響が及ぶため企業防衛に関して十分な注意が必要となります。

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カテゴリー:会計

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