総資本が効率的に運用されているか示す総資本回転率

資本の運用形態は資金から固定資産、棚卸資産、そして売上債権と姿を変えていき、最後には資金へ戻ります。これを資本の回転といい、この回転率が高いほど少ない元手で売り上げを大きくすることができるのです。例えば、現金で商品を仕入れて売れば、売り上げになります。

そしてその売り上げを資本とし、また新たに仕入れてと繰り返していくことです。総資本回転率は、この総資本の運用効率の指標として使われ、効率的な運営が行われているか見ることが可能です。

基本的には、回転率が大きいと売り上げも高く、反対に小さいと売り上げも低いといえるでしょう。これが低いと、不良資産が含まれている可能性があるのです。つまり、これを見ると利益を出さない不良資産の存在を推し量ることが可能となります。総資本回転率は高いほどいいのですが、1回が目安と言われています。

しかし、これは企業の業種や業務構造によって変わり、小売業のように薄利多売だと高くなり、製造業だと開発費が多額となるため低くなる傾向があるのです。他にも、大企業、製造業の中小企業だと1~2回、流通業だと1.5~2回以上が目安とされています。

回転率が低いとそれだけ効率的な運用になっていないということになるので、改善をする必要があります。売上高を上げるか、総資本を小さくするか、それか両方とも行うかという策です。小さくする場合は、負債を圧縮するか、総資産の内容をそれぞれ分別し、ひとつひとつについて検証して不良資産を処分していくという方法があります。

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カテゴリー:会計

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