通常業務以外で臨時的に発生した収益である特別利益

特別利益とは企業の通常業務とは関係の無いところで、臨時に発生した利益のことです。どのようなものかと言うと、不動産の売却や投資有価証券の売却、役員保険金の受け取りなどによりプラスとなったものになります。

この項目を設ける理由は、本業と関係の無い特別な要因で発生した収益になるため、本業の収益と同じ扱いにしてしまうと収益力を過大評価してしまう恐れがあるので、区別しているのです。大企業は資産が多いため、それだけ発生しやすいものになります。

また、これは税引前当期利益を計算するときに、経常利益に加えます。ちなみに、これに当てはまる項目であっても、金額が小さかったり、毎期ごとに経常的に発生するものなら、経常損益計算に含めることが可能です。

特別利益となる不動産などの売却は、固定資産売却益と呼ばれており、損益計算書で使われる勘定科目に含まれています。営業上不要になった土地や建物、設備などの固定資産を売却した際に発生し利益となった差額を、固定資産売却益の勘定科目に記帳するのです。

もしこれが収益ではなく損失となった場合、営業外費用の方に記帳することとなります。ちなみに、売却の際に印刷代や手数料といった諸費用が発生した場合は、売却益から取り除くことができるので、振り込まれる際にはこれらの費用を引いた額になります。

一般的に、特別利益よりも特別損失の方が多く計上されます。2000年前後では、不良資産や不良債権の処分のために数百億円から数千億円もの規模の損失を出さざるを得なかった大企業が多くありました。

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カテゴリー:会計

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