金融商品取引法の内部統制整備の制度である日本版SOX法

日本版SOX法は別名とJ-SOXとも呼んでいます。ディスクロージャーの信頼性を確保するために企業の事業活動における内部統制の充実を図るために、金融商品取引法において規定された内部統制整備の制度をいいます。

日本版SOX法はアメリカのSOX法の日本バージョンという意味であり、金融庁が発行している正式文書では「金融商品取引法が規定する内部法制報告制度」と呼んでいます。呼び名はいわば俗称であって、実際には証券取引法の抜本改正である「金融商品取引法」の一部規定がこれに該当するのです。

アメリカのSOX法が2002年に成立したのは、その前年の2001年にエンロン事件がきっかけで、その呼び名はサーペンスとオクスリー2人の国会議員が中心となって本法案が作り出された事に起因しているのです。ちなみにエンロン事件では大手エネルギー会社であるエンロン社に不正会計工作疑惑が持ち上がって最終的に倒産することになります。

日本版SOX法は簡潔にいえば、財務報告の信頼性の向上を目的として、内部統制報告書を正確に作成し、適正な監査を受けて提出する制度ということであり、その制度内容を規定している法律が金融証券取引法で、2つの条文で定められているのです。2007年の2月には、その実践においての詳細な項目を定めた「財務報告に関わる内部統制の評価及び監査の基準」が公開されています。

なお、これらに規定された制度は、2008年4月1日から開始される事業年度から適用となり、それに適応するために大企業である上場会社とその連結子会社には内部統制の整備や運用が求められることとなったのです。

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カテゴリー:会計

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