企業の正味解散価値を示す財務指標のネット・ネット・バリュー

ネット・ネット・バリューはNNVとも呼ばれていて、企業の正味解散価値を示す財務指標です。この指標は、仮に企業がその事業活動において会社継続が困難となって廃業した場合でも、その影響がなく資金を回収できる部分を想定した価値です。

このネット・ネット・バリューの算出にあたっては、現金預金と短期保有の有価証券へ決算時の書類で公表されている価格をそのまま使います。受取手形と売掛金は公表数値から85%に割引いた価格です。また在庫は35%、土地や建物などの固定資産は40%と、経験則から換金性を元として割引いた価格となります。

そして、合計してはじき出した現実的な企業の資金価値から負債を差し引いた解散価値を、さらに厳しく見積もるためにこの価格から3分の2で評価額をはじきだすことがあります。一般的に企業の時価額がネット・ネット・バリューを下回ると、非常に割安な価格といえるでしょう。

本指標は経済危機の不安などで、解散価値の代表的な指標となる一株当たりの純資金が1を割り込むと企業の価値をさらに保守的に考える際に有効といえます。一株当たりの内部留保の合計額からなる純資金と、発行済株式数で除して算出される財務指標です。

この場合の純資金は、貸借対照表において資産から負債を引いたもので純粋な企業の資産と言える部分でもあります。また、企業が倒産した場合には株主に還元されるものとなることから、一株当たりの純資本はその株の解散価値を示しているのです。

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カテゴリー:会計

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