総資産に占める利払いや返済が必要な有利子負債依存度

有利子負債依存度は、事業活動において財務の健全性や安全性を示す指標の一つとなっています。それは、企業会計の総資産に占める利払いや返済が必要な有利子の債務の比率をいいます。これは銀行からの借入金や発行した社債などの金利を返済しなければならない債務が、総資産に対してどのくらいの割合かがわかる数値となります。

有利子負債については、流動負債に属する返済期限が1年以内の短期借入金やコマーシャルペーパーや、固定負債に属する返済期間が1年を超える長期借入金や普通社債などと合算して計算します。コマーシャルペーパーは、企業が短期的な資金の調達を目的にオープン市場で割引軽視で発行する無担保の約束手形のことです。

これを計算するまえに、分母である総資産に受取手形割引高を合算することがあるでしょう。これは実質上の借入金とみられるために受取手形割引高を分子として計算する有利子負債に含めており、分母と分子の整合性をとっているためです。

一般的に有利子負債依存度が低い企業ほど財務の安全性が高いといえます。これに対してこの指標が高い企業は、金利が上がっていく局面では利払いの負担が増えて事業利益の圧迫要因となりますから、企業財務としてはその健全性が低いといわざるをえません。

また、本指標と似たものに有利子の負債比率というものがあり、これは自己資本比率に占める有利子の負債の比率を示すもので、企業財務の健全性や安全性を示す指標の一つなのです。

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カテゴリー:会計

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