法定準備制度とは、民間銀行などが一定のお金を無利子で日本銀行へ預け入れる法的制度です

法定準備制度は英語で、reserve deposit requirement systemと言い、民間の銀行などが一定額の資金を日本銀行(日銀)に無利子で預け入れておくことを法律で定めた制度のことです。なお、別名を支払準備制度、準備預金制度とも言います。

これは日銀の金融政策のひとつで、1957年(昭和32年)に法制化され施行され、2005年(平成17年)に改正されています。最初に法制化された時の法律名は、準備預金制度に関する法律という名称で、先の述べたように民間の金融機関が日銀に預入を義務付けられた最低金額は、法定準備預金額とか所要準備額と呼ばれます。

なお、この制度の対象は銀行や一定規模以上の信用金庫となっています。
なぜこのような制度が義務付けられているかと言う理由は、金融機関の経営体質の健全性の維持であり、金融機関は預金されたお金の全額を貸付などに運用して、万一その回収が不可能になったりすると、一般の預金者が引き出す際の資金が不足する恐れがあるからです。

したがって、金融機関は総資産である手持ちのお金から一定金額を一定期間日銀に預けた残りの資金を貸付などの運用に充てることになります。

なお、この際の預入金額は金融機関の規模に準じて定められ、一定期間も異なりますが、金融機関としては貸付などの運用で利益をあげることを考えると、日銀に預ける金額が少なくて、定められた期間も短いほうが望ましいと言えます。

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カテゴリー:銀行

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