ホールセールバンキングは大企業、政府、自治体、大資産家の資産を対象とする銀行経営のことです

ホールセールバンキングは英語でwholesale bankingですが、ホールセールという意味は卸店ということであり、これが金融用語として使われると、大企業、政府や地方公共団体などの大口の預金や貸金、および証券投資を主な業務対象とする銀行経営方法ということになります。

したがって、別名で卸売銀行業務ともいわれ、この対語は小売りを意味するリテールバンキングです。ちなみに日本ではかつて長期信用金庫や信託銀行がこの方式で経営を行っていました。

なお、ホールセールバンキングはこのように大口の預金や貸付などが主な業務ですが、これらの銀行業務以外にも、証券引き受け、M&A(合併吸収)の仲介、証券化、デリバティブ、などを含む投資銀行業務を指す場合もあります。ただし、この場合は本来の意味とは少しニュアンスが異なりますから、その点での区別はきちんとしなければなりません。

一方で、対比されるリテールバンキングは小売銀行業務という名前が示すように、個人や中小企業を対象にした小口の預金や貸付、為替取引などの金融業務を指します。現実的にはホールセールバンキングという金融用語を耳にする例はあまり無いといえます。

最近では公的資金を貸し付ける日本政策銀行のような特殊金融機関を大型開発プロジェクトなどに利用するケースが増えており、したがって地方公共団体などはこの制度を利用しますから、民間の金融機関が大口の融資に介入するような事例は少なくなっているようです。

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カテゴリー:銀行

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