マーチャントバンクは貿易商達が携わる銀行のこと

マーチャントバンクは特定の昔のロンドンの金融業を示す言葉になっていますが、現在も滅びたわけではなく、形を変えながらも名残を残しています。しかしながら、20世紀初頭には世界中で重要だったそれは、現代ではほとんど影を残さなくなってしまいました。

この発祥はマーチャント、つまりは貿易商から来ており、17世紀頃から海上の覇権を握っていたオランダの商人達が貿易取引に関わる間に、手形や為替など貿易金融にも必然と関わるようになっていったのです。信用が取引では重要なので、一族や子弟達などの信頼のおけるものを、欧州各地に派遣していきそこで、金融業務を行わせていました。

この中から貿易金融だけではなく、通常の金融業も行うところが登場し、単なる融資などから、公債の販売を行うようになり、各国への利子の支払いなどの重要な役割を果たすようになっていきます。しかし、実際は業務は上手くいき富を築くのではなく、債権はデフォルトすることが多かったので、騒動がある度に倒産することも多かったのです。

その後は国の債権の取引ばかりではなく、鉄道や公共事業の資金調達や運河や軍関係の資金調達まで行うような機関になり、このような国々の経済の支えとしてなくてはならない存在となりました。

また融資額が大きくなるような場合は、一社だけで引き受けるのではなく、複数社で協力してリスク分散して、融資を行って倒産を防ぐようにもなっていきました。有名なマーチャントバンクとしては、ロスチャイルドやベアリング、その他にクラインオート、JSモルガンなどがあります。

この記事を読んだ方は下記の記事も読まれています

このエントリーを含むはてなブックマーク Buzzurlにブックマーク livedoorクリップ Yahoo!ブックマークに登録

カテゴリー:銀行

このページの先頭へ