メインバンク制度は企業と取引金融機関の関係が長く親密なこと

企業が金融機関から借り入れを行う場合は、通常であればリスク分散や融資額を増やす目的で何社かと取引関係を持つのが普通です。しかし長い期間取引を行っていく間に、その中の一行とは濃密な関係を築き、多額の融資を受けていく間に、その一行とのみ取引を行うようになり、このような関係をメインバンク制度と言います。

制度とは名前が付いていますが、特に法律などで決められたものではなく、企業と金融機関一行との単なる融資を越えた関係を築いたことを表わしています。

メインバンク制度では、銀行側としては、安定的にお金を貸す取引先の確保ができるようになり、債権がよりよく効率的に管理できるようになり、役員派遣などを行うことで、その企業の内部情報を手にいれられるでしょう。

また企業が経営危機に陥ったときには、その経営に介入することにより、経営再建を図ることができ、それによって貸したお金を取り戻し、債権の保全も図れるのです。
企業側としては、長期的にそして安定して融資先を確保できて、資金調達が安定するので経営活動も安定して行え会社を大きくしやすくなります。

メインバンクが筆頭株主になることが多いので、敵対的企業の乗っ取りや買収の脅威から防ぐことも可能です。さらに経営状態が悪くなったりした場合には、アドバイスをもらえたり、現在の景気状況なども知ることができるのです。このようにしてメインバンク制度で金融機関と企業が密接に関われば、お互いにとって数々のメリットが生まれるようになります。

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カテゴリー:銀行

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