ワンツーワンマーケティングとマスマーケティング

ワンツーワンマーケティングを理解するに当たって、まずは、その対極の概念であるマスマーケティングの説明をします。これは、市場全体を対象とするマーケティングのことで、服の販売を例にすると、服の種類やその服を購入する消費者を特定することなく、全体的に服飾に関する市場に働きかけることとなります。

一方、ワンツーワンマーケティングは、個々の顧客に個別に対応するマーケティングのことで、服の販売を例にすると、服の購入を考えている個々の消費者の趣味嗜好やニーズ、特性に応じた働きかけをすることを指すのです。

個々の消費者の趣味嗜好や、ニーズ、特性に応じた働きかけをするものであるということは、この活動を行うためには、個々の消費者の趣味嗜好やニーズ、特性などを、企業側が知っておく必要があります。

製品やサービスの購入に関するものであれば、それまでの製品やサービスの購入状況を把握する必要がありますので、購入履歴に関する情報が必要となってくるでしょう。例えば、アマゾンでは、アマゾンを通じて過去に購入したものの情報から判断し、それに関連する商品を勧めるメールを送信したり、アマゾンのサイトにアクセスすると、おすすめ商品を表示するような仕組みを採用しています。

高度経済成長期のような大量生産、大量消費の時代には、マスマーケティングが主体的な役割を果たしていましたが、次第に商品やサービスを購入する者のことを知った上でのマーケティングが必要であるとの認識が広がり、ターゲットとする市場を細分化したり、個々の顧客をターゲットする手法が広がりをみせるようになりました。

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