割賦販売の所有権で左右されるハイヤーパーチェス

ハイヤーパーチェス法とは、以前にイギリスで採用されていた割賦販売の方法です。1938年に制定された法律ですが、1974年に法改正が行われ、現代では無効となりました。
通常の割賦販売とは大きく異なり、所有権の存在がハイヤーパーチェス法の大きな特徴です。

割賦販売で分割購入を行った場合には、所有権は信販会社や売り手が持つこととなり、完済時に買い取る選択権により、所有権が移行するものでした。ここまでは現在の割賦販売と同じですが、1回でも返済が止まってしまった場合には、所有権の移行が認められず、該当商品が取り戻されることが法律で認められていた点で、現代とは異なる部分になります。

現代になるにつれて、クーリングオフなど、消費者の保護に目が向けられるようになると、法律の内容も変更することになり、以前では信販会社や売り手が所有権を持っていたことから、クーリングオフなどの法律が適応されませんでした。

現代では、法律が改正されたことから、イギリスでも日本同様のルールの下で、割賦販売を利用することが出来ます。

しかし、タイなどの発展途上国では、リースと同様に工場設備をこの法律で提供する銀行や会社などがあり、価格が低いものはリースで提供し、価格が高い設備になるとハイヤーパーチェスで提供を行います。

これにより、返済が滞った場合には、所有権を銀行や会社が持つことが認められるので、すぐに売買を行う事が可能です。発展途上国だからこその理由で、今でも適応されている法律と言えます。

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