債権と債務を使って決済を行うネッティングの仕組み

個人や企業間の債権と債務を相殺し決算を行う事をネッティングと呼び、個人や企業の取引の中でその場で支払いなどを行わずに後日にネッティングを行う事で支払いが可能になります。差額が足りない場合には残金の支払いを行う必要があり、差額が余る場合には次の取引の際に利用することが出来ます。

個人で例えると、友達に1000円を貸していて、その友達から800円の商品を購入してもらった場合に、お金を貸した本人は以前貸した1000円から支払ってくれと言えるわけです。

残りの残金である200円は差額となり、200円と商品を渡してもらって相殺することも可能ですし、200円を貸した状態にして、次の機会に使う事も可能です。このように決済する仕組みがネッティングになります。

企業の場合には大金を使った取引が行われることから、取引ごとに送金を行えば当然ながら多額の手数料が発生することになります。
ですが相殺決済だと以前融資した金額から決済を行う事が出来るので送金に対する手数料を節約することが可能になります。

特に金銭の動きが激しい金融機関からしてみれば手数料は大きなコストであり、相殺決済を利用することで無駄な手数料を押さえることが可能になります。

海外の企業などと取引を行う場合にも有効であり、1994年の外為法改正によって自由化が行われました。送金手数料の他に為替手数料や為替に対する金銭の変動リスクも軽減することが可能になるので、有効な決済手段として多くの企業間で行われています。

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