見せかけの利益として計上される未実現利益

会計用語の一つに未実現利益という用語があります。クレジットカードを利用した割賦販売を行った場合には、販売された商品の引き渡しやサービスを行った後に、月々に返済が行われることから、商品、サービス代金の回収が全て行われていない状態になります。この回収を実現できていない割賦売上利益の事を指します。

これは会社間での取引でも利用されるものであり、クレジットカードの場合と大きく異なる部分としては、収益になる商品の引き渡しが行われておらず、まだ商品を販売する段階に至っていない状態で認識される利益の事になります。財務諸表の作成全体における固定資産、棚卸資産の保有が該当します。

親会社と子会社の取引の場合には親会社、子会社共にグループ内の企業と言う一面から、グループ全体で見た場合では収益が発生していないのでこれが未実現利益に該当します。

例えば親会社が100円の商品を子会社に120円で販売を行った場合には親会社に20円の収益が生まれるわけですが、グループ全体で見れば親会社から子会社に商品が移動しただけになります。ゆえに同じグループ内の子会社の収益にもなる考え方になります。

これにより連結財務諸表の中ではグループで作成が行われることから、この取引では未実現利益の消去と言う形で利益自体が消去されてしまいます。
収益自体は外の会社や顧客などに売買することで発生するものであり、外に品物が流れない以上は収益になりません。

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