貸し倒れ引当金による金融機関のリスク軽減

金融機関などが企業に対して融資を行う際に、もし企業が倒産してしまった場合には元金の回収が行えないことから、負のリスクを負ってしまいます。その影響によって金融機関もダメージを受けてしまうので、そのダメージを事前に補う金額が必要です。

融資に対して各期の利益から債権の額に応じて金額を積み立てておくものを、貸し倒れ引当金と言います。もし取引先の企業が倒産してしまった場合には、この積立金を使う事で金融機関に降りかかるリスクを軽減することが可能です。これにより、ドミノ形式で倒産をしてしまう恐れを回避することが出来るのです。

金融機関が企業に対して行った融資が回収することが出来ない不良債権問題が存在しており、ここ数年の間に、貸し倒れのリスクが大きくなってきました。その為に金融機関では、融資先の企業を調査することによって融資に対するリスクを調べなければなりません。

その結果に応じて貸し倒れ引当金を多く設定し、倒産からの負のリスクを出来るだけカバーする動きが見られています。

貸し倒れ引き当金には、大きく2種類が存在します。個別貸し倒れ引き当金は債務者が抱え込む債務を全て計上して処理を行い、一般貸し倒れ引き当金は債権ごとに計上されるので、他社から別の融資を受けて債権者が異なる場合などはこちらの計上処理により片づけられることになります。

このような金融機関の動きにより、リーマンショックの様な倒産による全世界の影響を軽減させています。

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