BASE IIとクレジットカードの決済システム
VISAのクレジットカード決済にまつわる専用ネットワーク回線をBASE IIといいます。BASE Iのオーソリゼーションシステム同様に、VISAが利用できる加盟店からVISAの国際ブランドを持つクレジットカード会社までが接続されています。
これによって、VISAは全世界に決済ネットワークを張り巡らせており、どのような決済が行われているのかを管理しています。
クレジットカードの決済の仕組みとしては、加盟店で利用された場合には最初にオーソリゼーションが行われます。
これは加盟店側は顧客のクレジットカードが正規に利用できるものなのかを判断することができないので、BASE Iに接続されたクレジットカード会社のデータベースに照合を行うことで承認してもらいます。
この際にどこのクレジットカード会社の会員なのかを特定しているので、決済に進んでしまうと、加盟店側はクレジットカード会社から商品代金を支払ってもらうことになります。顧客としても後日に商品代金が金融機関から請求が行われるので、どこの誰がいくら分の商品を購入したのかをデータ処理を行わなければなりません。
これを処理するのがBASE IIになるわけです。
このシステムにより、顧客を特定し、利用した金額を請求することが可能なので、現金で支払いを行うよりも複雑なコンピューターによる処理が行われていることになります。安心して顧客と加盟店が利用できるように安定したシステムが作られています。
この記事を読んだ方は下記の記事も読まれています
- BASE Iを利用したオーソリゼーションシステム
- クローズドシステムによるクレジットカードの決済
- ジーキャットシステムによるクレジットカードの承認システムと売上げデータ収集
- VISAネットと呼ばれるオーソリゼーションシステム
- PACMによるクレジットカードの承認システム
- マスターカードの国際決算システムINETとは
- ビザインターナショナルと呼ばれるクレジットカードのビジネスとは
カテゴリー:クレジットカード用語