生活の多様化により変化するエンゲル係数とは

皆さんはエンゲル係数という言葉を聞いたことがありますか。これは、家庭における食費の割合のことで、食糧費を消費支出全体で割った数の事になります。計算式は、「エンゲル係数(%)=食糧費÷消費支出×100」となります。

この係数ですが、長い間、数が低いほど家計が豊かであるという指標として使用されてきました。事実、終戦直後は非常に高く、昭和22年ではこの係数の平均は63%で、生活費の半分以上は食費に費やされていました。その後は、昭和28年には48.5%、昭和54年には29.2%m、そして平成17年には23%という数値が算出されています。

これを見る限りでは、年々この数値は減る傾向にあり、国民が豊かになっているように感じられます。

ところが、平成17年を境に数値が上がっている傾向にあるとのこと。生活が豊かになることを表す指標として長年使われてきましたが、最近では生活の多様化により、エンゲル係数が低いからといって必ずしも生活が豊かであるということを表す数字にならない場合がでてきています。

例えば、家賃や光熱費、学費など毎月必ずある支払いに充てるため、安い食材を購入する努力をして食費を減らす家庭も増えています。

また、外食やアルコールをたしなむ回数が多い家庭では、その数値が高い傾向にありますが、家庭が必ずしも貧しいとは言えません。近年の数値の上昇傾向にある一因としては、お総菜などを購入して手間を省く中食の影響も大いにあると言われています。

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カテゴリー:金融用語

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