セーフティネットは憲法25条で保障された制度

セーフティネットとは、病気や事故などで困窮した際に、憲法25条のもと、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を保障している制度のことです。具体的には健康保険、年金、失業保険などの社会保障制度のことを意味します。

この言葉は1999年から広まったと言われており、その役割を担ったのが、金子勝の著書『セーフティネットの政治経済学』であると言われています。同氏によれば、市場社会が機能する為には、その外にセーフティ網が形成されている必要性があると述べています。

これはサーカスで綱渡りをする際に、安全ネットが貼られている状態のことで例えることが出来ます。

その種類には、雇用に関連する社会的制度である雇用の安全網、最低限度の生活を保障している制度である生活保護、地デジ放送の難視聴対策としてあるテレビ放送における安全網、社会全体で個人のリスクを分散、軽減することであるソーシャル・セーフティネット、そして国家が保障する国民の最低限度、社会保障の用語としてこの水準以下を避けるために設定される安全網のことであるナショナル・ミニマムなどです。

また資本主義を成り立たせている重要な要素でもあります。資本主義は限界を設定しないと、資本主義そのものの存立が危うくなるようなシステムです。市場主義市場の中で生活する人の為の安全網は、資本主義市場そのものの安全網であるとも言えます。このようにセーフティ網は人が経済活動を行なう上で非常に重要な役割を果たしています。

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カテゴリー:金融用語

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