モラル・ハザードの正しい意味と言葉の使われ方

モラル・ハザードとは、経済学や保険業界で使用されている言葉になります。この本来の意味としては、「人間の心理的要因に起因するリスクの増大」となります。しかし、一般的には、危険回避のために必要な手段や仕組みを整備することを言うようです。

日本国内におけるこの言葉は、保険業界で一般的に使用されています。この意味としては、保険やセーフティーネットが整備されて、保険をかけているから大丈夫という気持ちからくる、不注意による事故が発生する確率が増加するということを指します。

例えば、火災保険をかけているから火の始末を用心する配慮が足りず、無意識に火災を起こす確率を高めることを言います。また、自動車を運転する場合には、自動車保険に加入していないで事故をした場合、損害を全て支払わなければいけなくなることがあります。

そのために慎重に運転します。しかし、自動車保険に加入していると、契約している会社が事故負担をしてくれるという油断から、大胆な運転をすることがあり、結果、事故が起こるリスクが増大するという概念を言います。

しかし保険に入っていてもいなくても、自動車事故は起こるものです。つまり、人間の行動の最適化を図ることは不可能であるということです。海外では、アメリカで2007年のサブプライムローンの多大な影響により、動揺する金融市場に対して、FRBのバーナキン議長が金利低下を提案したときも、モラル・ハザードの危険性が懸念されました。

この記事を読んだ方は下記の記事も読まれています

このエントリーを含むはてなブックマーク Buzzurlにブックマーク livedoorクリップ Yahoo!ブックマークに登録

カテゴリー:金融用語

このページの先頭へ