アセット・バックト・セキュリティの目的と発展してきた背景

アセット・バックト・セキュリティは、一般的には信用力が弱い中小企業の資金調達目的で利用されます。これは、自動車ローンやクレジットカード債権、売掛金などの商業債権を担保として発行される、資産担保証券を呼んだり、あるいはABSと略称されることもあります。

これは、アメリカで住宅モーゲージ証券に関するノウハウの蓄積によって発展してきた背景が存在します。この仕組みは、オリジネーターと呼ばれる債権の発行体が、SPCと呼ばれる特別目的会社か、特別に設定された信託会社に債権を譲渡します。

これらの会社は、複数の債権を担保とした証券を発行して、発行資金としてオリジネーターに支払うのです。

このABSは、SPC方式と、信託形式で信託銀行が預り、小口化した受益権証券として発行する信託方式があります。またこの時には、債権のキャッシュフローと発行証券の元利金を担保とするため、銀行が信用補完を行い、資産担保証券は、2001年の発行額は3兆5500億円となり、前年比で2.5ポイント増加しました。

これらの証券化では、組み込まれた資産が、担保資産よりも安全なものに変換されていることも重要です。

そこで、投資家は購入する債権がリスク別に選別されているための目安として、S&Pといった格付け会社の格付けを信用して投資します。しかし、サブプライムローンやリーマンショックの影響を受けた、これらABSは紙屑同然となったものも多く、発行していた金融機関は会社清算をするところが多かったようです。

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カテゴリー:金融用語

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