影の銀行に該当する機関と扱う金融商品

通常の銀行とは異なり、投資銀行やヘッジファンド専用に、特殊運用を行う金融会社を影の銀行といいますが、金融庁から厳しく監督される銀行よりも規制が緩く、金融庁も実態をよく把握しきれていないのが実情です。

ここでは多額の資金を集めてレバレッジをかけて運用していることもあり、情報開示が不足しているため規制や介入できないことが問題点として挙がっています。

特に2000年以降、2009年のサブプライムローン前までは、金融業界では巨額の資金が新興国に流れ運用されており、欧米の大手金融機関は、連結決算の対象から外せるペーパーカンパニーを多数設立して、その運用を行っていました。その際にシャドーバンキングが利用され、多額の資金調達や運用が行われていたと言われています。

また、世界的な金融危機直後のG20首脳会議では、危機の再発防止対策としてシャドーバンキング規制案が出されましたが、過度な規制に対しては、大手金融業界やヘッジファンド業界からの強い抵抗もあり、議論はいつの間にか立ち消えになっています。

2010年以降は、中国の金融システム問題としてこのシャドーバンキングが世界的に注目されており、ここでは、信託会社、ファンド、貸金業者や質屋などが該当しています。

具体的には、信託会社が組成する金融商品を銀行で販売し、その集まった巨額資金が、代替として地方の投資プロジェクトに流れることです。仮に、その投資プロジェクトが行き詰った場合には損失リスク先が曖昧になり、危機につながる恐れがあるからです。

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カテゴリー:金融用語

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