カストディ業務の内容と時代の変化に伴う役割の変化

カストディ業務とは、海外投資家や海外拠点の代理として、株や債券などの有価証券を保管および管理する業務になりますここでは、主に証券管理、決済管理、配当金や元利金受領管理、配当金受領報告などのすべてを行います。これらの業務を行う保管機関や金融機関のことを、カストディアンと呼びます。

ただし、このカストディアンの中でも、業務は分業されているため、自社で行う場合と委託する場合があります。これまで、このカストディアン業務は有価証券の保護預りとして、決済や保管の代行機関と考えられてきました。

しかし、1995年の公的年金が投資顧問会社に運用を委託できるようになると、カストディアンの役割も変化させる必要がでてきました。結果、運用委託者によって、より使い勝手がよいカストディアンが求められる動きが加速しました。

そのため、カストディアンの間でも、手数料だけではなく、どのような付加価値をサービスとして提供できるかにより生き残りの明暗がはっきり分かれました。特に、近年では取引手数料よりは、保管管理手数料の方が高い時代になっています。

そのため、カストディアンとしての付加価値サービスは、運用者のニーズにあわせてセキュリーティーズ・レンディングや余剰資金のキャッシュマネージメント議決権行使等などの付加サービスが提供されるようになりました。また、外国人投資家の増加に伴い、メガバンクや信託銀行、外資系銀行もこれらの業務を強化するようになりました。

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カテゴリー:金融用語

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