グローバル・カストディアンの業務内容と世界的な役割

投資家が外国の証券を購入する場合には、現地のカストディアンである金融機関に証券管理を委託して、保管してもらうことになります。これは、有価証券は個人が保管することはできないため、購入した外国証券を自国に取り寄せて管理することは難しいからです。

そこで、グローバル・カストディアンが必要となります。これは、複数国の有価証券保有者より委託されて、その保管管理業務の取扱いを総括して行う金融機関です。そこで、全世界に業務を展開して、世界各国のサブ・カストディアンとも提携して業務を行っています。

またこれは、投資家から依頼された複数国の有価証券の保管業務を、それぞれの国の現地の保管管理人に委託します。現在、ステート・ストリート、バンク・オブ・ニューヨーク・メロン、JBモルガン・チェース、シティグループなどが世界的に有名な金融機関です。

たとえば、複数の国の有価証券を所有する投資家は、ここ1社に委託することで、世界各国の複数の保管管理人と契約を結ぶ必要がありませんので、取引が簡単になります。特に非居住者非課税制度では、海外投資家が保有する日本国債の利子を、日本銀行の国債振替決済制度に参加する金融機関に預託する場合非課税となるなど優遇措置が取られています。

この制度は、2001年4月に大量発行された日本国債の需要を、海外の投資家に幅広く求めることを目的として取られました。また、グローバル・カストディアンといった金融機関を通じて国債を預託した場合にも、認められていました。

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カテゴリー:金融用語

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