融資の際に決められるコベナンツと呼ばれる約束事

金融機関が融資を行う際に特約条項を組みますが、義務や制限などの内容の事をコベナンツと呼びます。これは金融機関が融資を受ける側に不利益が生じた場合に特約条項の内容を変更したり、契約解除が行えるもので、融資を受ける側にトラブルが発生した時の対処法となります。

コベナンツとは、約束、誓約の意味があり、融資を行う金融機関は融資を受ける側を定期的に確認を行い、報告・情報提供義務、担保制限、資産譲渡、財務制限、格付維持、事業維持、財政維持などを確認したうえで、資金提供を行う事になります。

大型資金調達としてはシンジケートローンがあり、こちらは複数の金融機関が共同で投資をするものとなるので、アレンジャーと呼ばれるまとめ役が融資を受ける側の状況を確認し、より多くの投資を行った金融機関がコベナンツの変更や契約解除などの権利を持っているので、融資を受ける企業としても約束事を守らなければいけません。

企業向けの大型資金調達以外にも通常の資金調達でも利用されており、不動産担保や第三者保証などを使わずに、企業の一定の財務比率などを金融機関に公開することを前提に資金調達を行うものです。

その為、大型資金調達の必要がない小さな事務所や中小企業などで利用されることがあり、約束事を守っていくことになります。もし、企業が約束事に対して違反した場合には今まで投資されてきた金銭に関しては回収が行われることが原則となり、出資も停止されます。

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カテゴリー:金融用語

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