利益とリスクが伴う債務担保証券の存在と世界金融危機

債務担保証券はCDCと呼ばれる証券化商品で、資産担保証券の一つになります。社債などの債券や貸付債権から構成され、回収できることが裏付けされていることを前提に発行させるものです。

リスクによって3種類に分けられ、リスクが低いシニア債、中間のミザニン債、リスクが大きいジュニア債に部類されます。その為、投資家は債券の状況を判断し、購入することになります。融資を受ける企業側からしても魅力的な資金調達法であり、2000年代には金融機関や機関投資家などから投資側から人気を得る商品になりました。

しかし、2007年に始まったサブプライムローン問題により、担保になっていた住宅ローンが崩壊したことをうけ、今まで住宅ローンを担保にしてきた投資家が多額の資産を失う事態となり、債務担保証券の資産の不透明さや流動性、リスクの高さを表すものとなりました。

それ以降は投資家たちの動きが慎重になることから、世界経済が落ち込むことになります。その為、世界的な金融危機に繋がった要因として、これらの証券化商品の存在が大きかったことが伺えます。

ジュニア債はこのように安全性が低い一方で、高い利益を生み出すギャンブル性の高いものだったので、当時の投資家たちの判断の甘さが表れる結果を出しました。シニア債、メザニン債、ジュニア債は自由に組み合わせることが可能であり、投資家は債券の状況を確認しながら、ハイリターンを求めるためにリスクを覚悟する必要があります。

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カテゴリー:金融用語

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