金融市場をコントロールする準備預金制度の役割

準備預金制度とは、日本の中央銀行に該当する日本銀行が金融政策の為に都市銀行、地方銀行、信用金庫などの民間の金融機関から、強制的に所有する預金の一定金額を預けさせる制度の事です。

これを行う事で、民間金融機関が個人や企業に対して行う融資の預金準備率を調整することが可能で、1959年に銀行経営の健全性を維持する目的で執行されました。これにより、融資を行う際には他の銀行などと融資に使う金額が調整されることで、貸し付ける準備率をほぼ同等にすることが可能です。

日本銀行に預金を預ける際には日銀預け金と呼ばれ、民間金融機関が準備預金以外では日銀との取引が認められている証券会社や証券金融会社が持つ預金も含まれています。日銀預け金には2種類法方式で預けることとなり、同時積み方式と時差積み方式があります。

同時積み方式の場合には、銀行の預金残高を計算する時期と日本銀行に預ける当座預金の積み立てを5日以内に済ませることが目的で、政策としてはすぐに預金を回収することで即効性が高まる一方で、急ぎで処理を行うので、正確な計算が行えずに金利が急激に下がってしまうデメリット面もあります。

時差積み方式では、約半月の預金残高を計算する時間があるので、正確な計算を行った上で、積み立てを行います。しかし、時間がかかりすぎることから即効性がなく、急ぎでの金融政策には不向きですが、現在の日本の金融対策としては、正確性が求められることから、こちらが利用されています。

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カテゴリー:金融用語

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