信用危機が発生した場合の企業融資への影響力

信用危機は、世界的にはクレジット・クランチと呼ばれています。これは金融システムが極端に逼迫する状態です。具体的には、金融機関が融資を縮小したり、その条件を厳格にするような貸し渋りが発生します。たとえ企業が割高の金利を支払っても、資金が借りられなくなる状況となるのです。

特に、信用力の低い中小企業にシワ寄せが来るため、これにより倒産へと追い込まれることもありました。一般的にこの信用危機になると、融資枠と金利の関係も大きく変化します。まず、政策金利は低金利にもかかわらず、貸出金利は高金利になるという状況が発生します。

これが起こると、企業は高金利で資金を借りることになり資金繰りに深刻な支障が出てきます。結果、社内ではリストラなどで人件費を削減したりするため、景気に悪影響を与えます。そして社会全体的にリスクを回避しようとするため、金融機関や投資家はよりリスクの低い国債などに資金を振り向けていくため、市中にお金が回ってこなくなります。

こういった信用収縮は、時代の流れの中ではしばしば発生することがあります。日本においては、バブルが崩壊した後の、1997年の山一證券や北海道拓殖銀行の破綻を皮切りとして、1998年から1999年初めに信用危機が発生しました。

そのため、公的資金が多くの金融機関に投入されて金融庁の監視下に置かれることになりました。これが起こった背景には、バブル崩壊後の不良債権問題により、金融機関のバランスシートを調整するために厳格なBIS規制への対応が行われました。

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カテゴリー:金融用語

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