信用収縮が発生することによって起こる問題

一般的に銀行は信用の下に、企業や個人にお金を貸すことも業務の一つにしています。これを行うことで、市中にお金が出回り社会経済が潤ってきます。しかし、貸した金が帰ってこないようなことになると融資が焦げ付いてしまい、貸せるお金がなくなります。そうなると銀行は、信用収縮としてお金の貸し渋りや貸しはがしを行います。

この事例としては、国内でのバブル崩壊があります。これは、政府が不動産投機を抑制するために、土地取引に規制を設けたことに端を発します。

そのため多くの不動産会社が倒産し、その融資が焦げついたため、その担保であった不動産価格も下落しました。結果企業の株価も軒並み下がり評価損が出るだけでなく、銀行もBIS規制が適用されたことにより、自己資本比率8%以上維持する必要が出てきました。

結果、銀行は自社の資金を確保するために、融資を減らして、貸していた資金を引き上げました。これは、中小企業を追い詰めることになり、不動産業界以外の企業も倒産が相次ぎました。

これが始まると、企業はお金を借りることが難しくなるため、黒字で営業をしていた企業でも倒産することもあります。それは、当座の営業資金をすべて現金で持っているわけではないため、運転資金をつなぎ融資を利用して営業している企業が多いからです。

また、銀行も規制の下に置かれると、融資の焦げ付きに備えて、引当金を設定していますが、想定外に融資が焦げ付くと、引当金以上の損金が出ることになり、貸出枠を圧迫して、引当金を引き上げなければならなくなります。

この記事を読んだ方は下記の記事も読まれています

このエントリーを含むはてなブックマーク Buzzurlにブックマーク livedoorクリップ Yahoo!ブックマークに登録

カテゴリー:金融用語

このページの先頭へ