ストラクチャードファイナンスが利用される理由

ストラクチャードファイナンスとは、証券化の仕組みを利用して機関投資家やヘッジファンドから資金調達を行う手法を言います。この代表的なものとして、プロジェクトファイナンスや資産の証券化があります。

まずプロジェクトファイナンスは、ある企業が大規模な石油開発プロジェクトをスタートする場合に、銀行がそのプロジェクトのために融資を行うものです。これは返済を特定プロジェクトから生じる収益に限定しているため、担保はプロジェクト資産に限定しています。

そのリスクは、政情不安や計画が頓挫した場合となり、資金回収が難しくなるため厳しく審査する必要があります。一方、資産の証券化では、企業が既に持っている債権を現金化する方法として資産の流動化や証券化があります。

証券化ではそのファイナンスの目的やリスクが明確になるため、的確なリスク分担ができるというメリットがあります。また、その保障については、S&Pを始めとする格付け会社が各商品を格付けしたため信用力の効力もあり、債権でありながら機関投資家が投資しました。

そのため当時の証券化商品は、担保となる資産や、キャッシュフローを生み出す見込みのある事業構想だけで資金調達を行うことができました。

金融機関ではこの手法を用いると、通常の融資と比較するとかなりリスクは大きかったものの、その分高い手数料を稼ぐことができたため、外資系金融機関や不動産系列の投資会社がこぞって参加しました。

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カテゴリー:金融用語

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