金融機関が行う長期融資への長期プライムレート設定

長期プライムレートとは、銀行や信用金庫、信用組合などの民間金融機関が、企業に対して1年以上の長期的に融資を行う際に決められる最低限度の金利の事です。民間金融機関が、信用度の高い企業に対しての融資に行われることから、最優遇金利と呼ばれています。

一昔前までは、長期信用銀行が発行する5年物金融債の利率や、スワップレートなどの市場における金融機関の資金調達レートを参考に、一定の利ざやを上乗せして決定が行われていました。

しかし1991年には、1年未満の短期間融資の金利設定である新短期プライムレートで設定された金利に、一定の利率を上乗せする設定へと切り替えが行われました。これにより、短期プライムレートで決められた金利が直接影響をすることで、短期よりもレートが下回ることがありません。

その理由としては、長期融資を行う際には、期間内に企業が倒産したことによる共倒れのリスクを背負うことから、共倒れのリスクが低い短期融資よりも金利を上げることで、リスクを軽減させる狙いがあります。このように、金融機関で定められた短期プライムレートを基準にしていることから、消費者へのローンサービスなどの融資などにも影響があります。

消費者向けの長期的な融資サービスの代表例として、住宅ローンがありますが、住宅ローンの設定が「長期プライムレート連動型」であれば、直接的な影響を受けますし、短期プライムレートも大きく影響する事から、金利に対して変動型、固定型が用意されています。

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カテゴリー:金融用語

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