証券取引で生じるフェイルのペナルティと例外

証券の決済期日に、売り手から買い手に対する引き渡しが行われない事態の事をフェイルといい、売り手側がやむを得ない理由によって、決められた時間までに引き渡しを行わなかった場合は、買い手に迷惑行為を与えることになるので、遅延損害金などのペナルティが与えられることになります。

フェイルを解消する手段としては、後日に改めて引き渡しを行う事、バイインと呼ばれる買い手が証券を強制買付を行う事で問題を解消していますが、売り手が引き渡さないことへのペナルティが大きな存在となり、遅延損害金、遅延違約金、期末銘柄等遅延違約金が発生する仕組みを取り入れています。

また、引き渡しが行われない事例の発生については日本銀行が取りまとめており、安心できる金融市場にすべく情報をオープンにし、金融市場の買い手側にも情報を公開しています。

このような問題が生じた場合でも、ペナルティが与えられない取引の事をフェイル慣行と言い、決済予定日に証券の受け渡しが行われなくても、債務不履行扱いせずに認めることで、後日の受け渡しで成立するものです。

日本の国債市場では、取引、決済の円滑化、効率化を目的として導入されており、一般債や電子CPなどの無担保約束手形についても導入が行われていることから、受け渡しが決済予定日を過ぎてしまった場合にも後日、問題なく解決する事になります。

その為、買い手側も予定日から遅れることを予測する必要があり、受け渡しが遅れた場合でも容認します。

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カテゴリー:金融用語

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