稟議書の意義、金融機関における役割、意思決定手続きはどのようなものか

稟議書とは、金融機関などの組織における意思決定について、起案、回議、決裁という段階を経てなされるという「稟議制度」において、起案をするときにその内容を記載し、決裁権者の決裁を得るために回議に付す書面のことです。

このような書面は、金融機関ではなくても意思決定のシステムとして利用されています。民間企業だけではなく、国や自治体においてもこのような書面(役所では「決裁書」ということが多いですが)は存在します。

そのような中で、稟議書が金融機関において果たす役割とは、金融機関が企業や個人に対して融資を行ってよいか否かを判断する際に使用する貸出稟議書を指すことが多いです。この書面は、融資の可否を決定するものですので、その内容としては、融資先の内容、条件や使途、方針など融資の可否の審査に必要な事項が記載されることとなります。

このような書面を用いた融資の手続としては、金融機関の支店の場合は、営業の担当者が書面を作成することにより起案をし、直属の上司の決裁を得た上で、融資担当の管理職に回議してその審査を受け、最後に支店長の決裁を受けることとなります。

また、その融資が支店限りで判断することができないような案件であれば、支店長の決裁の終了後、本店の審査部門に回議され、その審査を受けることとなります。本店の審査部門の審査では、書面に記載された内容を最も厳しく審査することとなりますので、可否の決定までに一定程度の時間を要することとなります。

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カテゴリー:金融用語

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