ABSとはどんなものを呼んでいるのでしょうか

ABSは資産担保型証券と呼ばれ、主に企業や金融機関が保有しているリース、クレジット債権、自動車ローン債権、商業用不動産ローン及び住宅ローン債権などを担保とし証券化された有価証券のことをいいます。

基本的な仕組みとしては、自己資産から出るキャッシュフローではなく、担保となる資産から出るキャッシュフローを元利金として支払いを行います。これは、もともと1970年代に米国で開発されたモーゲージ担保証券(MBS)に起因します。また、MBSとは、住宅ローン債権を集め、その証券を発行し投資家に売却したものです。

そもそも、日本国内でこれら債権の証券化が始まったのは、1993年に施行された「特定債権法」により、金融機関や不動産会社、クレジット会社などがSPCを設立してABSの発行をしていました。

この商品のメリットとしては、資金調達をしたい企業にとっては、銀行から資金調達を行うだけではなく、自分達の保有資産のリスク分散と調達コストを削減できることが挙げられます。

また、調達先を多様化できるためバランスシートの調整まで可能になります。
そのため、格付け会社S&Pの評価の下、不動産会社を始め投資会社、金融機関が、取引を活発におこなっていました。

結果、保有資産を資金化できる手法として資産担保証券市場は、世界中で急拡大していきました。当時、ABSは運用商品として発行体や投資家から多くの注目を集めましたが、証券化商品のリスク度や適正価格などの信用度や評価の問題点は指摘されていました。

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カテゴリー:金融用語

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