金融機関が行う一次査定は営業関連部門が行う

金融機関が行う自己査定の中で、営業店や本部営業関連部門が実施する査定を一次査定と呼びます。これは、金融庁からの指導の下、銀行が保有する債権等を査定して必要な引当金を計上していきます。

一般企業での債権管理は、その区分として一般債権、貸倒懸念債権、破産更生債権等の3つに分けて、貸倒見積高を算定していきますが、金融機関では、債権の保有割合が高いため、詳細にその状態を把握することで、自社の保全状況を把握したいという目的があり、実施されます。

具体的には、これらの債権を査定するためには営業店に入り、融資先の企業内容を把握して、各店で債務者区分と呼ばれるランク付けを行います。基準としては、債務者区分によるランク付けが高い企業は、元利金の支払いが債務不履行となる可能性が低いです。

そのため、銀行では利子を低く設定することができますが、一方債務者区分が低い企業に対しては、行内でこれまでの取引経緯や企業規模、担当者の意見を基に審査をして、基本的に新規融資はせず、資金の回収へと移ることになります。こういったことを、1次査定として企業を担当している営業店や営業関連部門で実施されます。

そして、金融機関ではこれを通じて、融資先の債権管理を行い、この結果によっては融資企業への貸付方針が変更されていきます。尚、自己査定を行う場合、各銀行でマニュアルを制定していますが、その基本となる指針は金融庁が公表する金融検査マニュアルがベースとなっています。

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カテゴリー:金融用語

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