裏保証の2つの意味合いと過去における実例

一般的に、裏保証には2つの意味合いが存在します。まず、債務者に対して何の了解もないままに、保証人が単独意思により保証するものがあります。これは法律上、債務者の委託を受けないものです。そのため、これは債務者の了解がないまま、保証人の単独意思による色合いが強いと言われています。

もう一方が、第三者に対する債務を、複数の銀行が分担して保証する場合に発生するものです。ここでは、債権者に対して、代表銀行ではなく、協調した他の銀行が自分の分担額のみを幹事銀行に対して支払うことを言います。また、これとは反対に、幹事銀行が代表として債権者に全額保証する場合を表保証と呼びます。

過去には、金融業界を代表する大手銀行が総会屋への不正融資として、これが利用されたことが問題となりました。具体的には、長期間に渡って系列のノンバンクを通じた迂回融資を行い、実際、数千億円とも言われる口頭による債務保証として融資していたことが明らかになったのです。

しかし、銀行法10条によると、預金業務、貸出業務、為替業務として認められている銀行業務です。そのため、取引先から依頼があれば、行内総合的な判断や審査をしてから融資の有無を決定します。

ただし、要件を全く備えていない今回のような口頭の場合には、銀行法第10条では認められていないため、裏保証と定義されました。そのため、金融機関が闇勢力に対する融資として利用されていると指摘されました。

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カテゴリー:金融用語

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