債務保証における表保証と裏保証の違いと概念

表保証とは、債務者に対して取得すべき求償権を保証することです。実際には、債権者に対して幹事銀行だけが表面に立ってその債務全額の責任を負うケースを言い、例えば、銀行がシンジケート団を組んで企業に協調融資を行う場合には、これらの配分が決まっています。

幹事となる主取引行が取引先に対して対外保証として行い、シンジケート団に参加する他取引行は、幹事行に対して一定の金額を限度として債務を分担することで、融資が成立します。ただし、この組織は債権を保障するという側面もあるため、銀行間では事前にしっかりと企業に関して審査を行わなければなりません。

ちなみに、一般的に問題となるのは、債務保証としての裏保証でしょう。過去には、大手銀行による反社会的勢力に対する問題がありました。近年では、過去の教訓を活かして、金融機関に対して金融庁による監視が強化されています。

例えば、その指針の中には、金融機関または証券会社の裏保証として債務を負担する場合には、原債務者と金融機関、あるいは証券会社のいずれかが、低い方が責任を追うことになっています。

また、このような不透明な慣行がまかり通っている業界には、ゼネコンの存在が大きいです。そのため、これらの会計処理問題は、海外投資家からは不信感を募らせています。そこで、近年では債務だけでなく、経営指導念書などの債務保証類似行為についても、貸借対照表に記載するように指導が入っています。

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カテゴリー:金融用語

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