債権流動化が資金調達の一つとして利用される理由

近年企業は、銀行借入や社債発行やデットファイナンス、株式発行を利用するエクイティファイナンスといった、さまざまな手法で資金調達を行っています。これは、調達手段を多様化させることでバランスシートのスリム化ができるため、このようなニーズから注目されています。

その中で、企業の売掛債権や銀行の貸付債権などを第三者に転売することを、債権流動化、またはアセットファイナンスと言います。

例えば、ある企業が1,000万円の商品を販売して1カ月後に代金が支払われる場合には、その企業は会計上1,000万円の売掛債権を持っていることになります。この場合、企業がすぐに資金を必要とする場合には、これを銀行に持ち込んで、一定の手数料を支払った後に現金化することも可能です。

こうすることで、回収リスクの軽減や資産のオフバランス化ができるため、有利子負債の返済に充てて資産圧縮効果が期待できます。また、財務比率を向上させることも可能です。

さらに、この債権そのものを転売して、資金調達する手段としての利用もできます。 一般的には、企業が資金調達する場合には、債権を流動化する場合の手数料の方が、銀行に金利を支払って資金調達するよりも借り入れるコストが安くなるメリットがあるのです。

そのため多くの企業では、その信用力を利用してできる限り安く資金調達をするために、この手法を利用しています。このようなニーズに伴い、銀行では、従来の融資だけではなく顧客が保有する売掛金、手形等を直接買い取ることを積極的に行っています。

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カテゴリー:金融用語

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