中小企業向けに融資を行う信用金庫が大企業へ融資する卒業生金融

卒業生金融とは、信用金庫において会員権を失った企業に融資を行うことです。信用金庫は中小企業向けに現金を融資する機関であり、会員資格の条件には資本金が9億円以下、従業員が300人以下の中小企業に限定されており、会員となって融資を受けることが可能になります。

会員になった企業は、預金や定期積金を信用金庫に預けることになり、これが融資に使われる現金になるわけです。しかし、融資を受けていた中小企業が成長を行って、資本金が9億円以上、社員が300人以上の大企業になれば、信用金庫の会員権を持つ資格を失ってしまいます。

この場合に、中小企業ではなくなるので、融資を受ける資格がなくなりますが、急に融資を止めてしまった場合には、その企業の資金運用などに問題が発生するために、卒業生金融として中小企業でないにも関わらず、かつて会員権を所有していた企業として特別に優遇を行ってもらうことができます。

ただし、条件も存在しており、中小企業時代において在籍していた期間が3年以上5年未満であれば5年間、在籍が5年以上であれば7年間は特別優遇を受けられる期間となります。

そのため、急成長をしてしまったことで1、2年しか在籍していない場合や、特別優遇期間が過ぎてしまった場合には、卒業生金融を利用することができません。これによって、資金元を大企業向けの金融機関等に変更する必要性があり、信用金庫を長期的に頼ることができないのです。

この記事を読んだ方は下記の記事も読まれています

このエントリーを含むはてなブックマーク Buzzurlにブックマーク livedoorクリップ Yahoo!ブックマークに登録

カテゴリー:金融用語

このページの先頭へ