信託財産留保額は安定した運用を目指す上で欠かせない

投資信託は、投資家から預かった資産を使って取引をしており、そこでは安定的な運用というのが求められます。資金がしっかりとあり、長期的な目線でのトレードを心がけているのです。ところが、投資家が換金を求めることがあった場合には、債券や株にして運用していたものを一旦現金という形に換金しなければなりません。

そのタイミングが損をするような形だったとしてもです。
ところが、ここで問題が発生します。投資信託は、大勢の投資家が資産を出しています。ということは、損をするタイミングで換金した場合には、運用成績にダメージがいき、投資家へのインカムゲインが減る可能性があるのです。

一部の投資家のために大勢が犠牲になるのはちょっと不公平ですので、満期の前に換金を希望する投資家には、手数料以外にも信託財産留保額というペナルティを支払ってもらうことになっています。

これは投資信託の利益になるのではなく、再投資するための資金として活用することになります。こうしておくことで不公平を無くすことができるのです。また、安定的な運用をすることができなければ、投資信託の信憑性に傷が付く可能性が指摘されています。

投資信託というものをどのようにして判断することができるのかについては、今後様々な形で議論されていくことでしょう。しかし確実なのは、ペナルティを取ることで安定した運用が実現できているという事実です。ここを考えるならば、やはりこうした対策は必要であっただろうということになるわけです。

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カテゴリー:金融用語

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