ファミリーファンド方式という投資信託の運用方法がある
投資信託は、投資家が思っている以上に複雑で難しい運用をしていることが言われており、その中でも注目されているのがファミリーファンド方式です。これはアンブレラ型投資信託と形式は似ています。
ひとつの親がおり、そこからぶらさがるようにベビーファンドがいると想像してみてください。投資家は、親ではなくベビーに資金を預け、そして親の証券を購入することで、運用代金を得るのです。
親はその金を利用して、資産運用をしていきます。この方法を利用することにより、複数の資産をまとめることが出来、尚且つ規模のメリットを活かした売買をすることができるので、利益を出しやすくなるのです。親は日本の株式や不動産などいくつかのグループを見ていて、そしてその責任をベビーが持っているという構図になります。
様々な投資商品へ投資をすることができるので、大きなリスクヘッジを取ることができます。こうした方法は、規模がどんどん大きくなり、傘が大きければ大きいほど開いた時に巨大になっていきます。そこまで全体をカバーすることができれば、端のほうで水漏れをしていたとしても、指している人に水が当たることはありません。
そういった意味で、大きな効果を期待することができます。
リスクヘッジと記述しましたが、世界恐慌のようにネガティブサプライズが全世界に影響を与えるようなものだった場合には、リスクヘッジをすることができなくなります。
これが発生すると、傘が大きい分小回りができなくなりますので、損失が膨らむ可能性が指摘されます。メリットとデメリットが含まれているものであるという認識が大切でしょう。
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カテゴリー:金融用語