株式持ち合いをするメリットは大きく分けて2つある

株式持ち合いとは、企業間や金融機関と貸出先企業機関などで、相互のお互いの商品を保有することを意味しています。たとえば、繋がりの深いA社とB社があったとします。A社がB社の株券を15%、B社も同じく15%保有するような関係です。

これをすることで、株価を安定させるだけではなく敵対的な買収を防ぐことができ、さらに、事業として繋がりが深い企業同士になりますので、情報共有などをスムーズに行うことができるのも魅力の一部です。

こうした取り組みがある関係で、株式持ち合いをすることは良いことだという風習がありました。しかし、バブルが崩壊した後の値段は暴落していくと、今まではお互いの株価が上がっていたので良好だった関係が、いっきに崩れることになります。

保有している量が多いこともあり、保有している企業の業績が価格の下落で圧迫する事態になりました。これは当然A社だけではなく、B社についても同じことが言えます。苦しみだした連鎖は止まることなく進み、いつのまにか倒産している場合もありました。

さらに、投資家が参入する庭が狭い関係で、これによる投資効果を得ることが期待できなくなりました。さらに、株式の流動性を低くさせるデメリットも指摘されています。良い部分だけではないということが、1960年代に発足されてから度々気付かされることになりました。

2001年には銀行株式保有制限法が改正され、銀行は足早に株式持ち合いを解消する動きを加速しています。ですが、企業によってはこういった仕組みを採用していることで、安定的な価格を維持することができていることもあります。場合によっては良いのですが、企業側の都合という面で見れば問題なのです。

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カテゴリー:金融用語

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