物上担保を債務が果たせないときの代わりに没収する

物上担保とは債権を保全する方法の1つであり、特定の権利や物、この場合には抵当権や質権の財産によって債権を保全します。債務者に対して直接権利を支配でき、債務者が債務を行えないときになると、この物件から債務の代わりとして徴収できるのです。

さらに具体的に言えば、特定の財産、土地や機械設備や工場や船舶などがこれにあたります。物上担保は、その価値が下がることは少ないので、価値を維持することができ、いつでもその価格で弁済することが可能です。

ローンでは社債発行会社の特定の物的財産を担保とするような物上担保付の社債が契約には用いられるときもあります。ただしこの場合に発行するときには、信託銀行と発行会社の間で、信託契約を結んでおくことが必要です。

これに対して保証人などをつける場合を物的担保といいます。これは人物に価値をおくので、その人物の経済力によって価値が左右され、仮に債務者が返済できなくなり、保証人に責任がまわってきたとしても、財産力が失われていれば債務を回収できない可能性も出てくるでしょう。

貸し逃れを防ぐためには担保は必要ですが、やはり物的なものの方が効力は高く、可能であればこの担保をとって融資を行いたいところです。

しかしながら、差し出せるような物がなければ、やはり人物を担保にするしかありません。実際に物を差し出せるほど経済的に豊かな人は、融資以前に物を売ることを考え、保証人などをつけて融資契約を行うような形の方が、明らかに契約しやすいのも事実です。

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カテゴリー:金融用語

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