物的担保と人的担保での債務返済能力の違い

融資を行うときにはあらかじめ貸し倒れを防ぐためには、担保をとって契約を行うことが最適です。そのときに、債務者が債務不能となっても、契約時の担保を未返済分の融資額の代わりとすることが可能になってきます。担保は強制的に徴収することも可能となるので、債務が履行されない場合には、速やかに回収可能です。

物をそれに充てるときは物的担保といい、債務不能となった場合には、その物を強制的にお金に換えて債務に充てたり、その物自体を徴収する場合もあります。ただしこれには契約時に契約者同士が合意する必要があり、一方的に債務者の物的財産を設定することは出来ません。

代表的な物としては不動産の抵当権などがあり、住宅ローンではよく使われる方法です。物にすれば債務回収はとてもスムーズに行くことが多いので、強力で有効な方法と言えますが、必ずしもどの融資契約でも物を担保に出来るとは限りません。

保証人などの場合には人的担保といい、債務者の支払いの能力がなくなれば、契約時に指定した保証人が債務の支払い義務を負うことになります。連帯債務者や連帯保証人をこれに充てる場合も多いです。

人的担保はその人物の資産状況も重要になり、債務者が支払いできない場合は、代わりのその人物頼みとなってしまいます。さらに最近では、保証人に無理に責任を負わせることになるので、保証人は制限すべきだという意見も多くなってきています。効力としては人の財産力に左右されるので、物の場合よりは効力は自ずと落ちてしまいます。

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カテゴリー:金融用語

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