受益債権は信託での受益権とは意味合いが違う

信託においてはその財産を依頼する側と依頼されて運用する側、そしてその運用で出た利益を受け取る側という3者が存在します。ここで利益を受け取る側の受益者と、それに関わる用語の受益債権では意味合いが違っており、これを間違えると信託では大変なことになります。

とくに受益者には受益権が発生するので、これが誰にあるのかを正確に把握しておかなければ、信託での利益が発生したときにそれを受け取るのが誰かわからなくなってしまいます。

まず、受益者とは信託において発生する利益を受け取ることが出来る立場にある人のことであり、受益債権とは、その利益を渡せと要求できる権利であり、利益を受け取る権利ではないということです。これを確保するためには、受益者などに対して、このようにしろと指図する権利はあります。

受益債権はその権利が発生したときから、10年または商事ならば5年間有効であり、その期間を過ぎると消滅します。ただし受益者の利益を確保するためには、信託が忠実で正確に行われているのか、監視したり、自らが監視できない場合は監督人などを立てて代わりに行ってもらったりすることもできます。

同時に信託の変更や財産管理人を選んだり、解任したりする権利も与えられています。また受益者は未成年者や被保佐人はなることが出来ず、財産処分や管理の権利や、委託先の変更などの様々な権利を有するために、それなりの年齢からでしかなれないように定められているのです。

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カテゴリー:金融用語

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